141014 ― 東亰異聞

俺より2ヶ月遅れて入ってきた新人の女性が初めての現場を担当するので俺もそっちに付き添い始める。

入社するまでその人はペーパードライバーだったので俺は大体運転手兼人手という感じ。しかし俺も数ヶ月前までほぼ運転経験ないような状態だったのでちと不安。というかつい最近も社用車を標識にガリガリ擦ってしまったばかりなんだよな・・・いけるのか俺。

今度は「東亰異聞」という本を読み始める。まだ途中なのでどういう結末になっていくのかはわからないけど、雰囲気がとてもよろしい。

西欧文化が流入して大きな変遷期となった大正時代。それまでは闇が当たり前であった夜が瓦斯灯の灯りで照らされ、人々は夜を恐れなくなると同時に妖かしをも恐れなくなった。そんなある時、どうやら人外の者によると思われる事件が連続して勃発するようになる。この近代化された日本で最早妖かしによるものなどなく、人間の起こすものでしかないと信じる新聞記者が事件の取材を始めるが…。

というようなお話。

人間は火を発見して闇を照らすことを覚えたけど技術的な問題でそうそう照らし続けることができなかったけど、この時代に入ってからはそれが可能になってその結果夜への畏れが薄れていったというのが題材というのがなんだかビンビンきた。日本人は昔から現し世と異界との「境界性」というのを大事にしてきたからこれが変化するってことは人々の価値観に大きな変動を与えたよなぁ、と思う。今でも裏道とか田舎行けば夜は相変わらず暗いんだけど。

妖怪なんていないと言えばそれまでなんだけど、人間の心が生み出す化け物ってすごくそそられる。この辺を題材にして何か妄想してみようかな。

正直日中は仕事のこと考えなきゃいけなくなって妄想力ガタ落ちして悲しいんだけど…とりあえず来週までは脳のリソースカツカツになってそうだ。

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