2014-02-21

しばらくゲームの話がつづいたので、何か別の話題を考える。
とりあえず好きなものでネタを……よし、ナイフの話をしよう。

人類と刃物の歴史、その結びつきはとても深く……これを書くと100000行を超えるのでやめておこう。
公共の場でナイフを云々すると、ジンマシンでもはしるように拒否反応を起こす人が多いかもしれない。
色々な報道で、凄惨な事件が報道されたりもする昨今の事情を考えると、共感する余地は多い。
が、ナイフは単なる道具で、人間が便利を得るために生み出したモノにすぎないと、知ってほしい。

あれは自分が中学生くらいの時だったろうか。バタフライナイフが流行ったのは。
クラスに1人は持っていたな。みんなして何が面白いのかカチャカチャしてた。で、指を切っていた。
当たり前だ。
きちんとした使い方をしていないのだから、当然のことだろう。
一方、ナイフが大好きでもバタフライナイフにまったく関心を持たなかった人間がここにいる。
当時、自分が愛用していたのはカーショウという会社の、小さなライナーロックナイフ。
友人と行った釣りやらキャンプやら、ちょっとしたアウトドアではよく役に立ってくれた。
今も机に置いてある。
慣れると片手で簡単に刃を出せてしまえる。
決してカチャカチャ言わない。
それなりに刃持ちもよく、耐久性もあるため長らく愛用してきたが、最近この小さく軽いナイフがちょっと煩わしいと感じてきた。

そこで、十徳ナイフで有名なビクトリノックスというスイスの会社が作った、大小2本きりの刃を宿す小型のナイフに惹かれた。
大好きなライナーロック機構どころか、そもそもロックもない、シンプルなナイフ。
魅力はその厚みの薄さ。多分、5ミリほどだろう。
刃もそれに応じて薄く仕上げてある。
自分が今まで手にした得物の中では少々頼りない気もする。
カード型のツール(これもビクトリノックス)を除けば、最もコンパクト。
が、年をとって落ち着きを得た自分にはこれで充分だった。

これこそ大人の、紳士のためのナイフだ。
必要にして充分、そしてスマートでスリム、だが鋭い。

紙や封筒、ダンボールの梱包を開けたり、鉛筆を削ったり、オールドミスの貞操みたいに頑固なお菓子の袋を開いたり、日常的なことの一切をこれ一本で充分にこなしてくれる。
できれば、こういう便利な道具はズボンや上着のポケットにさりげなくしまって持ち歩きたい。
が、どうも法律の問題のおかげで、公的にそれはかなわないようだ。

誰が悪いという話でもなく、勿論ナイフのせいでもないが、道具を正しく使わない不心得者のおかげで、善良な人間の道具に規制をかけるのは……。まあ、仕方ないのかな。

余談だが、アメリカとカナダには銃が沢山ある(市場はだいたい同じくらい)そうだが、アメリカは銃犯罪が多発している一方、カナダの方は不思議とそうでもない。

勘違いされると甚だ不本意だが、当日記は銃刀法ならびに軽犯罪法、それから迷惑防止条例等に反対しているわけではない。
また、それらを破ることを奨励もしていない。
ただ、ちょっとだけ考えてみてほしいのだ。
道具はやっぱり道具でしかなく、使う人の心得と責任において凶器に成り下がるのだということを。

そもそもの問題は、子供の時に「危ないモノ」として忌避され、きちんと取り扱いを教わらなかったせいではないだろうか。
が、火事の原因になるからといって、火を禁じる法はない(火気厳禁の話はおいておいて)。
もしも自分が結婚して、子供がいたらという想像をする時にいくつか教えたいことがある。
男女問わず。

まずは当然、人類最古の発明であり道具である刃物の取り扱い。
それから、刃物と同じかあるいはそれ以上に長い付き合いのあるモノ、火の取り扱いだ。
もちろん安全管理を目的として。他に何があるだろう。
そこでキャンプを思い浮かべたアナタは実に聡明だが、わざわざ不便なところに行かなくても、台所に行けば教えるには充分だ。
キャンプはキャンプで、家族のイベントとしてまったく楽しそうだが。
できれば家庭で練習して、キャンプは本番という流れが、学ぶことより楽しむことに重心が傾いて良さそうだと思ったり。

そういえば、私は、これらのことを親からほとんど教わらなかった。家族でキャンプにも行ったことがない。
その是非はおくとしても、正しい知識を与えず放っておいて、子供だけで勝手に興味本位に手を出して、怪我や事故に繋がってはいただけない。
ホントに切れるか自分の手で試したり、近所の子の三輪車を全焼させてからでは遅い。洒落にも自慢にもならないが、実際に起きたことなので、将来にも起きないとは言い難い。
ただ、いくつの時に教えたらいいものかが、ちょっとむずかしい。

それはそれとして、警視庁のホームページに興味深い記事があったので貼っておく。

刃物の話

中身について云々するのはやめようかと思ったが、どのような場面でどう使うのが「正当」なのか、実例をあげてほしいところ。
取り締まる義務を持ち、権限を行使する側にこそ、ガイドラインを明確にしてほしい。

あわせて読みたい