2015-06-22

31さいめんきょがっしゅくにっき
第二回はじまるよ

AT車に乗り換えてから、儂の教習生活は天国化した
近々はじまる、修了検定のために必要なことを先生方に教わっては、実践の毎日
合間の学科教習も、他の生徒たちが眠気と戦う一方で、知らないことを教わる楽しみを久しぶりに味わう
事件はその時起きた
教官が、教習所の外周コースの直線には速度が指定されている区間があると言う
要は、直線では速度を出してブレーキでしっかり減速をしないといけない、ってこと
問題は「こちら側の直線は速度指定区間です」と教官が言ったこと
こちら側……つまり、反対側はどうなんだ?
疑問をもったらすぐ質問できるのが、教習所の良い所
幸い、密室化された車内には俺と先生しかいない
で、訊くと「反対側は速度自由です」→翻訳「無理してスピード出さなくても良いですよ♪」

だが俺の耳はぶっ壊れていた

速度指定がない→何キロ出しても良い→ヒャッハー!
カーブの出口で、右足の親指に力を入れてアクセルを徐々に開き
直線に差し掛かるあたりで、前方を目視
よし、他の教習車はいない
路面はドライでブレーキも良く効く
内側から入る車は、一時停止が義務付けられている
踏むなら今でしょ
アクセル ドーン
唸りを上げて、加速する教習車
お、結構加速良いなと呑気な俺
安心しきって教習原簿かノートにメモを取ってた先生(若い男性で新婚さん)が顔を上げる気配を察する
でも100メートルしか無いから、すぐに減速
ABSがかからない程度に、ギュギュっとブレーキを踏み込んで減速
右折大回りだから、余裕をもってスピード落とせる
次の直線は速度指定区間だから、ゆっくり35キロまで徐々に加速
先生「fughseさん」
俺「へい」
先生「今、何キロ出てたか見てました?」
俺「メーター読みで70キロでしたねえ」
先生「69キロです」
俺「うわ惜しい!」
先生「そうですね」真顔

なぜか翌日以降、俺だけ速度指定区間が両方の直線に増えたと申し渡される

うんてんはむずかしいです

そんなこんなで、余裕を見てはイタズラをする毎日
それもこれもAT車に乗り換えたおかげ
アリガタヤアリガタヤ
ぐへへへ
スピード出す時にイタズラするの危ないなら
止める時なら安全だし良くね
俺マジでコロンブス
次のイタズラを思いついた俺
仮免前の実技の試験である、修了検定では発着場所の縁石から30センチ以内に停めないと減点らしい
しかも乗り上げたら即失格
お、これいいじゃーん
というわけで、予行演習では毎回3センチを目指す
最初は上手く行かなくて、なんか10センチも近づけなくて悔しい思いをする
先生の「そんなに頑張らなくていいよ」という優しい言葉が逆に俺を暗い気持ちにさせる
できない俺が悪いんだ
オジサン、もっと頑張るよ
修了検定の直前の教習科目の見極め、ここで必ずやってみせる
坂道発進でハンドブレーキ下ろし忘れたけど、そんなの気にしねえ
俺はやるぞ、俺はやるぞ

いったー!
きっちり3センチ
左のタイヤと縁石の隙間に手が入らなそうなくらい
きっちり寄せきってやった
もう悔いはない
俺にできることは全てやった

で、肝心の見極めの評価はというと
先生の評価では、最後の停止意外で減点対象が多いから
きちんと運転するように、とのこと
そういや、後ろとか横とか最近見てなかったかもな

翌日の修了検定ではなぜか一発で技能も仮免も取得できたから
別に良いんだげど

さあていよいよ路上だ高速だ山道だ
波瀾万丈の第三回へ続くよ

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