2015-07-22 ― ダ・ヴィンチ・コード

Huluで何か映画を見ようと思ってて、不意に見つけたダビンチコード
そういや、これ見てなかったなと思い出して視聴を始める

おお

おおおお、結構面白いじゃん
オチだけは、見ているうちになんとなく読めてしまうのが残念だけど、結構というかかなり面白い映画
結構長い映画なんだけど、この手の歴史探求モノが好きだったり、トム・ハンクスが好きな人なら楽しく見れるはず
あれだ
クリムゾン・リバーって映画を初めて見た時と、だいたい一緒の感想
で、映画自体もそうなんだけど
初見の感想としては「よく作れたな」というのが、正直な感想
この辺は、映画公開当時によく言われてたから記憶にある人もいると思うけど
ほんと、キリスト教の「タブー」に踏み込んでってるの、この映画
昔あった『悪魔の詩』騒動の時と、同じことが起きかねないと、個人的には思ったり
世界史を少し勉強すると、キリスト教、特にローマカトリック教会に対しては鬼畜生なイメージが定着していく
兄と妹が歴史大好きで詳しいんだけど、ローマの文明が退廃してった原因ってキリスト教の台頭が原因じゃね
という意見が兄妹の大勢を占める
実際の所の因果関係(ローマの退廃とキリスト教の台頭)は、まあよくわからんが、時期的には合ってるよね
国土広すぎて財政悪化して地方を治められなくなって……パクス・ロマーナがアーメンに代わったのかな
つまりは、ローマ帝国の領土に住んでた人の信仰の対象が、皇帝やローマへの畏敬から新しい「神」へと
意識が変わってったんだと思う
もちろん、その陰ではキリスト教の暗躍があったんだろうけど
あの時代をさ、考えて見ればわかるでしょ?
権力者が悪事をしてないわけがないって

そもそも、キリスト教の始まりが胡散臭いじゃない
初代ローマ教皇って誰だっけ?
ほら、あの、漁師だったアイツだよアイツ
元漁師の癖に、流暢なギリシャ語で書簡をしたためるナイスガイ
もう、この時点で新約聖書がでっち上げのライトノベルだって、わかれよ、な?
まあ、そういう細かいあら探しは学者先生に任せて(任せた結果が現状だけど)

ダビンチコードでは「聖杯」の謎を追いかけながら、キリスト教がいかにしてローマで興り
そして絶対的な権力を握っていったかが、描かれる
ダビンチの絵(最後の晩餐)に関するところは、こじつけも良いところだけど
「聖杯」の正体に関する答えは「おお面白い」となった
で、その結果を受けてキリスト教のイエス・キリストという、人なのか神なのかよくわからん生物の扱いについて
マグダラのマリア(キリストを神格化するために、教会によって意図的に存在を貶められたという説を用いて)、彼女を絡めながら紐解いていく
そして、現代に残っているという聖杯とは……まあヒロインが持ってるんだけどね、本人が気づいてないだけで最初から
ただ、一連の流れを逆(つまり歴史を順ぐり)に見ていくと、ダビンチの意図というか、行動がおかしいなと気づく
いやだって、芸術家とはいってもね
ダビンチって、つまりは職人じゃん? 教会の依頼で、色々制作するわけですよ
で、プライドある芸術家や職人が、顧客の重大な秘密をバラすようなもの、作るかね?
そもそもダビンチはいつ誰に聖杯の秘密を聞いたのよ、誰がバラすかそんな秘密
結果的に、世界的な芸術家を貶めてるけど、それで良いのかという

いやでもマグダラのマリアのくだりについては、個人的にハイライトというか
聖杯伝説よりも面白かった
キリストを宗教のシンボルじゃなくて、歴史的な一個人として記録をあたっていくという姿勢には、凄く好感
蛮族の白人にしては真面目に作ってるじゃないか、というわけで佳作認定
面白い映画なので、(この手のジャンルが好きならば)未視聴の人にもオススメしたいと思う

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