Exanima

物理エンジンを真面目に使った近接戦闘を扱ったアクションゲーム。
16.07.05現在、ダンジョン探索と闘技場の2つのモードがあり、共にスキル取得による簡素な成長要素が実装されている。
個人的には非常に意欲的で面白く感じたが、かなり人を選ぶゲームだと感じた。

良い点

生々しい戦闘アクション

武器の遠心力と体重移動を利用した、非常に現実味を感じる戦闘アクションがとても楽しい。
慣れる迄はまともな攻撃を繰り出す事も難しいが、操作の肝が分かってくると見下ろし型のアクションゲームであるにも関わらず、下手なFPS/TPSよりも “実際に武器を振るっている” かの様な一体感を感じる事が出来た。
また倒した敵や倒れた家具等に蹴躓いたりするのも面白い部分で、巧く利用する事で相手を不利な状況へと追い込む事が出来る。
全体的にもっさりとした挙動なので、反射神経よりも相手の動きを読む事、攻め手を考える事が重要となり、とても緊張感のある戦闘が楽しめる。

シンプルな操作

WASDによる移動と左クリックによる攻撃 (何も押さなければ武器や盾によるパリィ防御)、また身体の向きを定めるマウスエイム (常にマウスカーソールの方向へ身体を向ける)、とてもシンプルな操作にも関わず前述の遠心力・体重移動を考える事で多彩な攻撃パターンを実現しているのが凄い。
踏み込みの勢いと武器の遠心力に体重を乗せ相手に体当たり、相手の姿勢を崩したところへ振り向き様に斬撃を叩き込む。
フェイントで振った武器の返す刀で重心の乗った攻撃を繰り出す。
そんな動きが前述のシンプルな操作のみで出来てしまう奥深い戦闘アクションは類を見ない気がする。

悪い点

カメラと操作の好み

慣れの問題もあるのだが、WASDでの移動制御が「キャラの向いている方向に対して」入力するラジコン方式 (常にWは前進S後退、AとDはサイドステップ) のみ。
カメラ向きの操作できるBIO HAZARDの様な感じで、右ドラッグでパンが出来るのだが、その動きに慣性がついていて若干操作し辛い。
例えばモンハンにも同じ様に「カメラ向きに対して」ではなくて「キャラの向いている方向に対して」の操作タイプがあった様な記憶があるけれど、オプションでどちらかを自由に選べた様な…。
慣れと好みの問題だけれど、その辺オプション化して好きな方で遊べる様になってたら嬉しかった。

戦闘時以外の挙動

Tabキーを押す事で通常/戦闘モードを切り替えする事ができ、通常モードは普通に歩き、戦闘モードではすり足のステップとなる。
普通に移動する時は通常モードの方がコントロールが楽なのでそちらを使うんだけれど、前述のラジコン方式操作の為ちょっと操作し辛いところに加えて、もっさり動作と戦闘アクションの項に書いた家具等に蹴躓くところなんかがテンポの悪さに拍車をかけている。
せっかく通常モードと戦闘モードで移動パターンを切り替えられるのだから、例えば通常モード時はダブルクリックでその箇所に移動だったり、オブジェクトへの蹴躓き・引っかかりを無くすだったり、何かしら探索しやすい動きにしても良かったと思う。

総評

独特のメレーアクションがハマれば病み付きになるゲーム。
リリース当時は物理エンジンベースのメレーアクション動作デモ的な感じで、裸一貫で放り出されるダンジョン探索がメイン、、操作に慣れたかったらアリーナで練習してみて、みたいな雰囲気だったが、現時点 (16.07.05) ではダンジョン探索時に3つのクラスを選べたり (裸/騎士/村人)、操作練習の意味合いが強かったアリーナも成長とランクアップの要素が加わり、ゲームとしての面白さも強くなった。
ただ悪い点で述べた「戦闘時以外の挙動」の問題点によって、ダンジョン探索はそれほど楽しくないかもしれない。(実際俺はアリーナでの戦闘を楽しむ方の比重が高い)

最後に、それぞれ全く別物ではあるが、このゲームのこの部分が好きだった方なら楽しめるかも、という例を。

  • Mount&Bladeのリアルさを感じる戦闘システムが好きだった方
  • Dark Soulsシリーズの探索と戦闘に求められる慎重さが楽しかった方
  • ブシドーブレードの “命のやりとりをしている緊迫感” が好きな方
  • 初代プリンスオブペルシャの生々しい動きと戦闘の駆け引き、緊張感が好きだった方

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