2016-07-25

ファミレ♪
ファミレ♪
ファミレドレミファミレ♪
今「懐かしい」と感じたあなたは30歳過ぎてます

子供の頃、親父に訊いたことがある
「ゴジラとウルトラマンが戦ったら、どっちが強い?」
すると親父は、
「ゴジラ」と即答してきたので
僕は「なんで?」と返す
親父が言うには「体重が重い方が強いに決まってる」ということ
今なら「ああたしかに」と納得するのだが
5歳とかの子供に、こんな夢のないことを言うのがうちの親父

他にもこんなことを訊いたことがある
「どんな人が死なないの?」
「運の良い人」
まったく正しいし、実際にその数年後に交通事故に自分は遭い、運良く助かっている
また、地下鉄サリン事件の時には、親父も巻き込まれたかもしれないのに、兄の小学校卒業式に出席したために回避された
運の良い人は死なない

そんなうちの親父は1954年生まれで、ゴジラと同い年
シン・ゴジラの公開に合わせてきたように、最近はhuluでゴジラ祭りが開催されている
そういえば、84年版ゴジラとゴジラVSビオランテ以外は、ほとんど見たことがなかったと気づく
そもそも、初代も見てないぞ(多分)
というわけで、初代ゴジラから順を追って見ていくわけだが
いくつか見た中で、結局VSビオランテが一番面白かった
次点で初代
あとは……お祭り的で作る人も見た人も楽しめてれば、まあいいか、くらい
それにつけても、特にひどかったのは『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』
あまりにも酷い出来、糞みたいなプロット、吐瀉物みたいな演技、低レベルなSFX
監督が無名の新人とかならまだしも、世間的に高評価だったガメラ3を撮った人と聞いて
脳裏には「?」が浮かぶ
ゴジラ史でも多分最高につまらない映画なので、是非見て欲しい
2時間近くを無駄にして良いなら是非見て欲しい
久々にこの言葉を使うが、間違いなく「死霊の盆踊りの次に面白い」映画だから
VSビオランテの後のキングギドラも、大分酔っぱらいの戯言レベルのストーリーだったけど、その上を行く作品があったとは……
正直ハリウッド版(新旧ともに)ゴジラの方が遥かに面白い
別作品のセリフだけど「やっぱりマグロ食ってるようなのは駄目だな」とか茶化しても、肝心の日本版ゴジラの方がもっと詰まらないんだから

きびすを返して、良い方のゴジラ映画に触れたい
初代の、1954年に公開されたこの『ゴジラ』という作品の出来には正直圧倒された
まず怪獣という概念、古くは神と同一視された絶対的な破壊の権化たるゴジラの存在感
造形は、今の方がカッコイイんだけど、白黒映画だしよく見えないから問題なし
そしてそのゴジラがいかにして生まれ出たのか……この辺のプロットは、以降の群雄割拠する怪獣たちの中にあって、ゴジラは特に輝くものを持っている
詳細はwikipediaなどに譲るが、アメリカの核実験による突然変異と巨大化、そうして生まれた怪獣が吐く息は熱と放射能を帯びている
今見ると、タブーに触れているのではと思わざるを得ないが、これをいきなり出してしまう映画会社の勢いもまた凄い
太平洋戦争によって疲弊し、世界で唯一核兵器が投下されてしまった、日本という国に起きた過去の悲劇を「娯楽」という形で昇華させた例だろう
なにより、こういうネタを戦後、たったの9年後に映画化して公開してしまうというエネルギッシュさ
今だったら「不謹慎」という日本の伝統ある同調圧力と出る杭は打たれる主義によって、バッシングされることだろう
例えばだ
3.11地震と津波によって、福島第一原発が吹き飛び、大量の放射性物質が飛散し、土壌を汚染しているのだが
今の福島で「ゴジラ」が誕生するプロットはどうだろう?
おそらく、ごく一部では受け入れられるかもしれないし、海外では(作品の出来がよければ)好意的にとられるかもしれない
が、今の日本で……となると

公開まで間がないシン・ゴジラにも、是非ともタブーへの挑戦が行われていることを期待するや切である
個人的には、自衛隊の対ゴジラ兵器としてエヴァンゲリオン(自衛隊仕様)が出てきて、ゴジラ相手にアクロバティックな戦いを繰り広げてくれたら面白い
メカゴジラとかいうよくわからんものより、よっぽどいい
エヴァはどうした? ってしつこく訊かれても「今ゴジラと戦ってるからちょっと待ってね」と言えるし
ほら、エヴァの存在意義は使徒に勝つことだし
使徒もゴジラも似たようなもんだ
へーきへーき
というか、そもそもエヴァンゲリオンって怪獣映画のアニメ版みたいなものなんだから、イケるでしょ
オタクは絶対認めないだろうけど、実際そうだから庵野秀明がゴジラ撮るんでしょ
正論で心清いオタクの夢を壊したい

俺も親父に似てきた

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