2014-02-27

今日は映画を見よう。
ゼログラビティのはずが、何を狂ったか、タルコフスキーのストーカーを見てしまう。
最近、ゲームのS.T.A.L.K.E.R.を少しリプレイしたりしてるし、別に脈絡なくということでもないが。
とにかく、この長い退屈な映画はまったく不思議な作りだと思う。
とてもそうは見えないが、SF映画らしい。

舞台はいつかわからないが、未来。
宇宙からなにやら飛来してきた物体が、ある地域に激突して大爆発を起こした後。
爆心地の周辺は無人の危険地帯「ゾーン」として当局に閉鎖され、監視されている。
その「ゾーン」の中心には「望みを叶える部屋がある」という噂が立つ。
危険を冒してでもその「部屋」に行きたいと望む人々を導く者がいる。
それがストーカーだ。
とあるストーカーの元に二人の客が訪れる。作家と博士を自称する彼らは「ゾーンの中心に行きたい」と語る。
依頼を請けたストーカーは、2人を伴ってゾーンへ。
ゲームではおなじみの、ボルトを投げて先に進む3人。
道をはずれると危険で、しかも同じルートは使えないため、まっすぐ戻ることもかなわないとストーカーは言う。
ゾーンには目に見えない「罠」があるそうだ。どんな罠かは、劇中ではほとんど描かれないが。
慎重に進むストーカーのおかげか、一行は何事も無くゾーンの中心へたどり着く。妙な緊張感。
ゲームをやってからこの映画を見ると、つい、何か起きることを期待してしまうが、なにも起きない。
なにか起きる場面が見たかったら「キューブ」を見ろってことか。ただし1だけ(個人的には駄作の誉れ高い2も好きなんだが)。
何も起きないと思いながら見ていると、3人は一度罠にかかる。どんな罠かは省く。

それにしても驚くのは、見事なロケーションだ。チェルノブイリの廃墟で撮影したと言われても信じてしまいそうだ。
ただし、本作の公開は1979年。チェルノブイリの事故は1986年。
しかし、ここはゾーンだ。多少の時間的矛盾は容認されても良いかもしれない。

そうだ、なんでこの映画を見始めたのかを付け加えておく。
なんとなく、このストーカー(ゲームも含めて)を見ていて、こういう、不思議な世界を舞台にして、孤独なストーカーを小説で書いてみたいと思ったりしている。
で、電子書籍用に書いているアンドロイドの少女とカラスが絡んできて……あの二人はほんとに万能。
現代以外ならどこに出てきても(設定的に)おかしくないし。
ただ書いてもいない作品について考えるのは尚早だが、電子書籍の商業用にストーカーをネタをするのはちょっとまずいのかな。
二次創作ではなく、それともモチーフにする分には良いのだろうか……そういえば、ゲームのS.T.A.L.K.E.R.も別にタルコフスキーに許可をとったわけでもないのか。
ちょっと色々、思うところはあるけれど、どうにも惹かれてやまないS.T.A.L.K.E.R.に対して抱くこの感情を、どこかで結んでおきたいな。
S.T.A.L.K.E.R.じゃないが、関連したものとして、チェルノブイリをバイクで旅した女性の記録が最近(結構前?)書籍化されたみたいだ。

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