2014-01-29

 最近寝落ちするか明け方まで起きているかの二択な日々な気がする。
 そんな訳で前日は寝落ちしたっぷり睡眠な木曜日。(絶対健康に悪いよねぇ…)

 最近漫画ばかり読んでいる。
 ここ最近で読んだものを羅列して軽く感想を。

  • エリア51 1~6巻 / 久正人
    今話題になってる (らしい)「ノブナガン」の作者による漫画。
    神や物怪、UMAが実在する世界で、その存在を隠す為の隔離区域「エリア51」で探偵稼業をしている人間の女の子 (というにはトウが立ってるね…) のお話。少年漫画的な勢いがある作品。
    設定の活かし方がとても上手で、巧いこと「化け物 (というかモンスター…ニュアンスの違いを汲んでね!) の世界」を現代に馴染ませながら描いていて面白い。(よく知らないけれど) 東方とかの世界観と繋がるものがあったりするのかも?
    絵柄が非常に特徴的で、海外の漫画を読んでるみたいな気分になる。明暗のコントラストがくっきり分かれていて、かつキャラクターの造形はポップ。なんとなくどことなく「王ドロボウJING」を連想した。
    同じようにモンスター(設定的には恐竜)な漫画で「ジャバウォッキー」というのを描いているらしく、そちらも機会見て読んでみようと思った。
  • フランケン・ふらん 1~8巻 / 木々津克久
    天才博士によって作られた人造人間「ふらん」が医療的な意味で様々な人助けをする…しようとする…お話。
    一言で言うと歪んだ「ブラックジャック」で、オチは「笑ゥせぇるすまん」と言った感じでしょうか。関わった人間の願望を叶える為、良かれと思って、人をバラして組み替えキメラを作る、特殊な遺伝子操作を行う等々。 グロ描写も多く話も「問題を投げかけて終わり」みたいな部分があるんだけれど、ついつい読んでしまう。何でだろう。
    多分アイディアが強烈で、毎回「そうきたか!」って思わされるんだよね。次はどんな事をしてくれるんだろう、というのが気になって読み始めたら止まらなくなってしまった。
    ただ前述の様に「問題を投げかけて終わり」みたいな部分を感じて、毎回物足りなさを感じた。まぁだからどんどん次のが読みたくなるのかも知れないけれど。
  • ハイスコアガール 5巻 / 押切蓮介
    これは「おっさんホイホイ」的な懐かしいゲーム使った日常系あるある漫画、だと思って読み始めたら、展開がゲーム史と青春漫画でヤラレタ感。
    前巻で日高さんがハルオに告白 (格ゲーの勝負に勝ったら付き合って) した訳なんだけれど、この巻ではそれを引っ張る!超引っ張る!
    メインヒロインの大野さんとのエピソードを挟みながら、決着は次巻!という非常に、ひっじょーに卑怯な終わり方!!!!!(褒めてます)
    という事で6巻はよ。はよ!
  • 名探偵マーニー 1~4巻 / 木々津克久
    探偵の父を持ち、自身もアルバイト探偵をしている女子高生・真音ことマーニーの探偵漫画。
    探偵漫画、だけれど、読者に一緒に推理させる様な話の作りではなく、「どうしてこういう事件が起きたのか」「何故この人はこうなってしまったのか」の方に重きが置かれている様な印象。なので推理モノ、探偵モノとして読むと肩透かしを食らう。
    話自体は面白いんだけれど淡々としているというか盛り上がりに欠けるというか…多分「マーニーの推理」の要素が大幅に省かれているので、筋書きを読んでいる様な気分になるんだろうな。「こういう事が起きた」「それはこういう経緯でした」「おしまい」みたいな感じ。
    遠回しな人情話みたいなのが結構あるんだけれど、その雰囲気は捻りが効いていて面白い。
  • ヘレンesp 1・2巻 / 木々津克久
    事故で目・耳・声を失った為に、第六感を身につけた女の子のお話。
    方向としてはどことなく「アウター・ゾーン」や「世にも奇妙な物語」的な、気持ちホラー的な要素が強いものの、主人公の女の子が非常に素直で健気、温かいキャラクターな事もあって、同じ作者の「名探偵マーニー」や「フランケン・ふらん」に比べてファンタジー色が強く、柔らかい話が多い。
    主人公のサポートをする盲導犬と念話が出来るんだけれど、そのやりとりがなかなか面白い。犬はだいぶニヒルなキャラなんだけれど、随所にヘレンに対する思い遣りが溢れているのと、またヘレンも “そういうキャラ” だから、なんかこうほんわかして良い雰囲気なんだよねぇ。
    他の2作に比べて漫画としてのまとまりも良く読みやすかったので「これが最新作なのかな」と思って今調べてみたら意外や意外、「フランケン・ふらん」より後の作品でした。逆に考えると「フランケン・ふらん」や「名探偵マーニー」の、あの話のまとめ方は巧い巧くないではなく、意識的という事なのか。
    改めて他の作品も読んだら、また違う見方が出来そうだなぁ。
  • 僕だけがいない街 1~3巻 / 三部けい
    ついったのTLでちらちら見かけて気になったので読んでみた漫画。
    いや話題に上がるだけあるわ、凄い面白い。読んで後悔した。何故か。まだ完結していない漫画だから。
    タイムリープ系の話で、”何か良くないこと” が起きると時間の巻き戻しが起きて、その “良くないこと” を解決しないとそのループから抜け出せない、という特殊能力が勝手に発動する主人公のお話。
    主人公は「自分をさらけ出す事」が出来ない故、人付き合いが苦手。そんな主人公がある事を切っ掛けに少しずつ人との関わりを強く持つようになる。
    関わりを持つようになった事で、そもそも何故「自分をさらけ出す事=自分の内側に深く踏み込む事」が出来なくなったのか、を次第に思い出していく。
    その結果、自分の過去に起きた忌まわしい事件を少しずつ思い出していく。そして実はそれは、「過去に終わった事件」じゃなく「今」に続いていて…と、こうやって書き出してしまうと陳腐化するなぁ…。
    違和感なく、かつ「えっここで繋がるんだ…!」という驚きと共に、事象が連鎖していく様を丁寧に描いていてぐっと引きこまれた。でもって、前述の様なプロットレベルの丁寧さにプラスして、主人公含む周囲の人間のキャラクター描写もとても丁寧で感情移入も強くなる。感情移入が強くなるから、起きた事象 (事件) に対するショックも大きい。感情が揺れる。ひたすらこの先はどうなるのか、どうするのか、続きが気になる。
    この引きこまれ方、続きが気になる感覚は「デス・ノート」が近いと思う。もしLが死んだところで話を終わらせたらデス・ノートを超える。
    ヤバイ、読むんじゃなかった、続きが気になって気になって仕方ない…!!!!!!!!
    今回読んだ中で万人に薦められる作品。これは読んだ方が良い。読まなきゃ嘘。
  • ナナのリテラシー 1巻 / 鈴木みそ
    コンサル漫画。ってだけだと訳分かんないね…。
    天才かつロクデナシなコンサルタント「山田仁五郎」による「提案」を、漫画を通して受けるような作り。でも別に説教臭かったりする訳じゃない、不思議な程にちゃーんと漫画、お話、読み物。
    この「ビジネス書」で取り扱われそうな内容をごくごくナチュラルに「漫画」にしてしまうのはこの人の得意技。何でこんなにまんがまんがしいんだろう、キャラをコミカルに描くとかそういうレベルじゃなくて。解説すべき内容を事件と謎と解決に組み込んで組み立てて描いてるんだろうなぁ。
    この巻では「出版社」と「漫画家」に対して「電子書籍」を提案するお話。そしてその漫画家は半実在系漫画家「鈴木みそ吉」先生。半分はノンフィクションなんだろうなぁ、と思う。
    そもそも何で出版不況なの?どういう仕組みで出版社は成り立ってるの?漫画家は成り立ってるの?どうすればその中で生き残れるの?という、経済誌ででも取り扱われそうな内容をグイグイ読ませる漫画として描き切っていて凄い面白いし、読んだ後アッタマヨクナッタ気がする。気がするだけ。かも知れない。
    今回は完全にKDPだけで巻が終わっているので、次は何をどう取り上げどう提案してくれるのか凄い楽しみな作品。
  • 限界集落(ギリギリ)温泉 1~4巻 / 鈴木みそ
    これもやっぱりコンサル漫画…かな?
    過疎化が進んで人口の半分以上が65歳以上となり、社会的共同生活が維持しきれなくなった集落の事を「限界集落」というそうで。
    そこにプロジェクト放り出したゲームクリエイターが流れつき、一宿の恩 (なのか、それとも「エンターテイメント提供者としての性」か) でその限界集落を立て直していくお話。
    先に読んだ「ナナのリテラシー」なんかに比べると断然ファンタジー感が強い。分かるような気もするけれど、強い説得力を感じるかと言えば、感じない。でもお話・読み物として面白いから読んじゃう。うん、この人は基本的に現実と非現実の境目の話を面白おかしく真面目に描くのが凄い巧いんだ、と再確認。それとキャラ作りが巧いんだろうね、キャラ造形で際どいギリギリの説得力が話にプラスされるというか。いそうで、いなさそうで、でもいそうな感じ。いややっぱりいない。いやでもやっ(ry
    銭やナナのリテラシーを面白く感じたなら、これも間違いなく面白く感じると思うけれど、まだどちらも読んだ事がない、という人にこれから勧めようとは思わないかな、という感じ。いやでもこれもやっぱり面白いよ、銭もナナのリテラシーも面白かった俺としては非常に。読んで、どうぞ。まずは銭を。

 他にも書きたい事あったんだけれど、感想書いてたら一杯一杯になってきたので、それはまた今度覚えていたら…。

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