120115

冷え込みが厳しくなってきて日中常に眠気がのしかかって来る。小刻みに夢と現実を行き来する毎日は現実感を虚ろにしていき、砂を噛むような日常を彩るような気がして少し退廃的な快感を覚えてくる。

そんな寒さのおかげで親父が肺炎で寝込んだ。入院するほどではないが歳相応に衰えつつあるようで、僕は喜びと安心を覚える。常に父親の影がゆらめくこの人生から父親の比重が軽くなっていくことで自分はようやく解放を覚えるのではないかと夢想し、期待する。どうかこのまま衰えていって欲しい。

考える度に思い返すのは昔よく一緒に遊んでいた友達は家族で笑いあい、家庭が明るかったことだ。

内容がウェットというか暗いのはどうも寒さのせいだろうか。

そういえば寒い地域の民話やロシア文学といったものは大概暗くて鬱屈としたものな気がする。

寒さが僕を鬱屈とした気分にさせているのかもしれない。寒いのはむしろ好きなのだが。

いっそ雪が降るほど更に冷え込んで欲しいなと、冬に期待しつつ布団に潜ろう。

あわせて読みたい