2016-04-02

ちょっと急に父親の具合が悪くなってしまった
というより、死にかけた
いわゆる、心筋梗塞の1歩手前に近い状態

いつもの病院では、ちょっと手に負えないとのことで、県内有数の心臓外科の専門病院へ転院して、その日の夜に手術
救急車に先行して転院先の病院に車を回したんだけど、気が気じゃないので運転が荒っぽくなる
心底、カーナビをつけてよかったと思う瞬間
かなりペースを上げて走らせたお陰か、なぜか救急車よりも先に着いた
救急車に同乗した母親と病院で合流して、手分けして近親者らに状況を連絡
その間に父親はICUに運ばれて手術の下準備を進められる
その後、現在の容体を聞いて、ちょっと自分も血の気が失せていくし、同席した母も険しい顔をしている
死亡率は10%というリスクを負いつつ、やらなきゃ確実に死ぬので処置をお願いする
手術中に兄夫婦が到着し、改めてわかっている範囲で容体を伝える
二人とも病院で働いているだけあって、落ち着いて話を聞いてくれる
待つこと数時間、日付がじきに変わる頃
執刀医の院長の訪問を受ける
こちらが息を呑む気配を察したのか「無事終わりました」と告げられた

その後、手術の過程を画像付で説明してくれる
将来を見越して、かなり入念な処置をしてくれた模様
血流を安定させるためにバイパスを繋げ、そこも含めて全てうまく収まり……
それにしても、外科医の体力というのは凄まじい
それに手術室というのは、照明や機材がかなりの熱を出すので、暑いらしい
尋常では考えられない、過酷な場所なのだと、義姉から教わった

さて父の心臓はといえば、無事に動き出したということで、帰り際に寝顔を見ていいとの許しを得てICUへ
(例えば、ペースメーカーが必要になった時の備えとして予備線を埋めるなど)
まだ麻酔が効いているため、意識はないが「声は聞こえているかも」と言われて
誰よりも先に父に呼びかけた

「牛ハツ食いに行こうぜ」

自分が食べたかったというのもあるんだが、父親が大丈夫となった瞬間、やっといつもの軽口が叩けるようになったのだ
院長先生は苦笑い、看護師さん失笑、うちの家族は「ああ、またか……」
その後は夜も遅いし、全員が疲れきっていたので、深夜のドライブで兄夫婦を送ってから帰宅

明けて翌日、ICUを母と訪ねると安静にしていた父がいた
横にはなっていたが、話はできた
看護師さんから聞くには、その日の夕方には水も飲めて食事も摂れるということで驚かされる
ICUといえど、寝たきりにしておくと、身体が弱ってしまうということらしい
さらに翌日
訪ねると、今度は身体を起こして対面できたし、歩くリハビリも始めると聞かされる
予後は順調に回復しているようで、ここまできてやっと本心から安堵を抱けるというものだった
周りにも随分心配をかけたが、無事だと改めて連絡してまわる母親の声が明るかった

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