2016-06-01

Rainbow Six SIEGEをお試しプレイ
まだ数時間しかやってないので、ゲームやシステムをあんまり理解できてないけど
色々とできそうで面白そう、というか面白い

何日か前、SIEGEの話をユキチさんから聞いた時、CQB(Close Quarters Battle)とMOUT(Military Operations on Urban Terrain)についてお話したのだが
CQBは映画やゲームでお馴染みだけど、MOUTの知名度は低いようで、自分なりに整理してみたい

そもそもMOUTというのは、イラク戦争以前には、訓練自体もほとんどしてなかったんじゃないだろうか…?
この辺は詳しく調べないとちょっとわからないが、米軍の一部しか取り組んでいなかったのでは
後述するけど、ソマリアで痛い目に遭ってから、研究しただろうし

CQB(Close Quarters Battle)
MOUT(Military Operations on Urban Terrain)
英語だとよくわからないので、なんとなく訳してみる
CQB(近接戦闘)
MOUT(市街地軍事行動)
もっとざっくり分けちゃうと、CQBは屋内(建物と施設周辺含)での戦闘がメイン
MOUTは建物から建物、またはその周辺区域全体での行動全般に関わるもの
こんな感じで合ってるかな……?

ここで、軍隊のことを知ってる人から、ツッコミが入るかもしれない
「じゃあ、MOUTって市街戦と一緒なの?」と
たしかに、どちらも市街地でドンパチ賑やかにするんだけど
市街戦のイメージって、古くは城壁崩れた後の城下町での戦闘、近代以降だと1945年のベルリンとか、ここ数年のシリア、一昨日のイラクなど
手の施しようがない状況、阿鼻叫喚の地獄絵図というべきだろうか
もはや戦争というより、ダムの決壊とか、津波に近い
ただ、攻守どちらも、敵に対してある程度「備えてから」戦端が開かれるかと思われる
しかし、どれだけ備えていても、どう転んでも双方に甚大な被害出るから、軍隊の司令官はそんなことしたくないだろうなあ…

MOUTはもっと限定的な規模で、重要な区画あるいは施設を制圧、確保、奪還する軍隊の動き方になると思う
それから、戦闘は散発的で偶発する「予想の付かない事態」に備えるためのもの、という認識になるのではと
当たり前だけど、軍隊っていう組織は巨大で、複雑な構造をしているので、いかに無駄を減らして効率を良くできるか、永遠に続く命題だと思われる
自分がそっち系の映画や雑誌やらネットやらで見聞きした感じだと、CQBは専門の技術を持った特殊部隊が行い、MOUTはその訓練を受けた一般部隊が行うものではないかと
勿論、特殊部隊だって精鋭だからMOUTもできるし、一般部隊だってやむを得ない状況になれば、建物に突入して制圧することもあるだろうけど
そこは、役割分担するのが、ほら、軍隊だから

そういう、イレギュラーな事態も含めて、良い題材として映画「ブラック・ホーク・ダウン」がある
「あれは全員特殊部隊だっただろ」とのツッコミは勘弁してもらうとして
ブラック・ホーク・ダウンの時の作戦としては
デルタフォースが建物の制圧と重要人物の逮捕を担い、レンジャー部隊がその支援を行うという流れになっていた
デルタが建物へ侵入すると同時に、ブラックホークからレンジャーがロープで降下して、建物の周囲を確保
その後、デルタが確保した重要人物を移送するために、車両部隊のレンジャーが建物の入り口に展開
一気に撤収する
その予定だったんだけど、ブラックホークの1機が撃墜されてから、米軍は泥沼にはまっていくことになる

ブラックホークが撃墜され、墜落現場に行くことを命じられるレンジャーとデルタフォース
ここからの市街地での移動と銃撃戦描写が、MOUTのイメージで間違いないと思われる
距離にして1kmそこそこと、口で言えば簡単だけど
民兵はどこから湧いてくるかわからないし、街中は1時間前まで「日常」が展開されていただけに、非武装の市民や子供までいるという
米軍が自分たちの街で、勝手なことをして同胞を撃ち殺すものだから、民兵や市民は怒り狂って彼らに襲い掛かってくる
それに巻き込まれる住人はたまったものじゃないが
結果的に100人近くの米兵が死傷し、ソマリア民兵の損害は数百人から1000人とも言われるほどの戦闘が起きてしまった
こういう戦訓を経て、味方や市民を誤射しない、敵だけを狙いつつ、自分たちの損害を減らすために、試行錯誤されてMOUTという技術は編み出されていったのだろう
そんなの不可能だろうと、戦争嫌いな人に言われそうだけど「訓練しなきゃもっと被害出るんやで」優しく諭したい

ここまで書いたのをまとめると

CQB(Close Quarters Battle)
重要目標(要人救出、標的暗殺、情報入手など)達成のために、屋内での戦闘に特化した技術
基本的には精鋭の特殊部隊が担うもので、ほぼ確実に戦闘が行われる

MOUT(Military Operations on Urban Terrain)
市街地で、味方や非戦闘員の安全を確保しながら、進むために必要な技術
基礎訓練を経た一般の歩兵部隊が担い、戦闘が行われるかはその地域の安全性に左右される

ゲームで遊ぶだけなら、どっちも好きだけど個人的にはMOUTの方が好みといえば好み
だけど、普通のゲームは何百メートルも続く直線道路で身動きが取れなくなるとか、ハイストレスマッハのマップを描いたりしないので
自分でエディットして遊べるゲームで、演習する感じになるんだろうなあ

なんかこういうの書いてたら、ブラック・ホーク・ダウンの全体の流れをCGとかで描写したのを、俯瞰して眺めてみたくなってくる
飛び交う各部隊からの無線、慌ただしい司令室、現場は混乱し、孤軍奮闘する味方をどうやって助けだすか、頭を悩ます司令官

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