一日の終わりに。

※6月15日 記載

今月7日に祖母が他界した。
入浴中に脳動脈瘤が切れた様で、ほぼ即死であったろうとの事。
実際、浴槽で亡くなった関わらず胃にも肺にも水が入っておらず、自分が心臓マッサージ等救命処置をした時も、口から泡が出てくる様な事もなかった。
本当に瞬間の出来事だったのだろう。

とても急な事で、そしてまさか脳の方で亡くなるとは思わなかった。
5年前、心臓の弁が正しく動かなくなる弁膜症を治療する手術をしたのだけれど、概ね経過も良好だった。
“概ね” というのは、それで完璧になったかというとそうではなく、交換した弁も希にちゃんと動かない事がある様だと一昨年位に分かったから。
その為注意は必要であるものの、日常生活に支障をきたすような事もなく、また体調もとても良い状態だった。
血流を良くする為の『ワーファリン』という薬をもらう為に定期的に病院へ通い、その時に診断を受けているのだけれど、体調に全く問題はなしとの事で、この日の朝も母と病院へ行き太鼓判を押され帰ってきていた。
更に本人は病院帰宅後に買い物に行き、ごく普通に晩ご飯を食べ晩の薬を飲んでいて、そして寝る前に、と入浴したところでこういう事になってしまった。

入浴時間は大体20分から30分。
心臓の事もあるからと、母は特に祖母の入浴時には時間や音を気に掛けているのだけれど、今回いつもの気配がないと浴槽へ様子を見に行った時には既に意識がなかった様で、つまりその時にはもう亡くなっていたのだろう。
祖母が運ばれた病院は心臓の手術をした先で、そこに脳動脈瘤の資料もあった為、また冒頭にも記載している様に胃や肺に水が入ってもいなかった為、医者に看取られず亡くなった際に行われる現場現象も、ごく短時間で終わった。

その後、先日の週末に通夜葬儀を終え、今日に至る。
回りも、そしてきっと本人も思っていなかったタイミングではあったかも知れないけれど、一日の終わりにリラックスしてお湯に浸かり、ほっと一息ついたところで苦しまず亡くなったのだ、それはそれで幸せな逝き方だった様にも思える。
祖父他界から5年、こちらとしては早過ぎる夫婦の再会だとは思うが、祖父に何かとおんぶにだっこだった祖母としては、もしかしたら丁度良い時期だったからこそ、このタイミングだったのかもなぁ。

「薬は飲んだ?ほら血圧と体温忘れてるから一緒に計ろう。補聴器の電池確認しとくからちゃんとつけてよ?」なんて朝のやりとりがもうないのは少し寂しく思うけれど、代わりに向こうでお爺ちゃんに世話を焼いてもらってね。

あわせて読みたい

コメントを残す